【神社巡り日記】平将門と中央構造線(1)#07 ”深き土地、ここにあり” 諏訪大社上社前宮 

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2017/06/07 #07
深き土地、ここにあり

諏訪大社上社の前宮には今回初めて訪れる。

史料館のガイドさんに本宮より前宮のほうが古くから祀られていたと聞き、諏訪大社の原初的な空気に接することができるかも知れないと思ったからだ。

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ひっそりと威厳を持つ神社

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本宮と前宮は車で5分と掛からない。

神社専用駐車場に車を停めて山に少し入ると、すぐ鳥居が見える。

前宮は本宮より町々の鎮守の杜のような空気が漂っていた。

とはいっても、規模はとても大きく、参道は長くずっと山のほうへと続いている。

諏訪の発信地だった十間廊

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石段の失われた坂を登ると立派な銅鳥居があって、もの言いたげな摂社と回廊のような建物があった。

画像の右端の小さな祠は若御子社で諏訪の祭神・建御名方命のお子様、中央右側の祠は内御玉殿で諏訪大祝の祖霊を祀っている。

左側は御頭祭でも重要な役割を果たす十間廊である。

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十間廊は、かつて神原廊とも呼ばれており、諏訪の祭政の中心で、政治や祭礼の重要な儀式が執り行われていた。

史料館で再現されていた御頭祭の鹿や猪などの生贄を並べていたのもここである。

これほどの重要な場所が参道のすぐ脇にあって、誰でも立ち入ることができるようになっているのは珍しい。

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十間廊から少し登った右手、木の根元に御室社がある。

中世まで半地下室に諏訪大社のトップである大祝や神官が参籠して、冬ごもりをしていた。

御神体山の守屋山から下りてくる龍脈を捉える場所として使われていたのではないだろうか。

親しみやすくパワフルな御柱

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そこから50mほど参道を登ると拝殿がある。

右の方に前宮の一之御柱が聳えていた。

本宮よりも小振りだが、山椒は小粒だがピリリと辛いといったように、存在感はやわらかくも凄まじい。

玉垣越しに覗くと、本殿の近くには古墳のような磐座が見えた。

もともと古代の首長の墓や祭祀地を守るため、前宮として大々的に祀られるようになったのかも知れない。

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前宮は茅野市のぎりぎり外れ、諏訪市寄りにある。

参道の鮮やかなマンホールには茅野市の市章と観光資源をあしらったデザインになっていた。

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帰りみち、県道すぐの一の鳥居のそばに小さな社があるのに気づいた。

木の周辺を見ると窪地でもともと池だったのかも知れないと思いながら案内板を確かめるとまさしく「みそぎ池」なるものがあって参詣の際の禊ぎに使われいたとある。

ひっそりとしていながらも、前宮を守る水の神の魂を感じた。

諏訪の湯で1日の疲れを癒やす

長かった一日目の観光はこの前宮で終わりとした。

この日は諏訪湖の北側にある下諏訪温泉に宿を取っていた。

前宮から下諏訪までは車で30分ほど。

途中から強い雨になった。

宿に着くと小さな家族経営の旅館だとわかり、旅館自体に泊まるのも久しぶりだったがあたたかなもてなしで安心できた。

24時間湧いているという源泉掛け流しの風呂を存分に堪能して諏訪の一日を終えた。


諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。信濃國一之宮。神位は正一位。全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされております。
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