【自作詩】見える物、見えない物

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その場所は
見える人には見えるのに
見えない人には まったく見えない

目の前にあっても 自ら遠ざかり
近づいてくると すれ違う

その場所は
消えることはなく
なくなることもない
壊れることもない

ないと思って信じていてそれが当たり前という人には
永遠に現れない
たとえその場所の壁にぶつかっていても

人は 見える物を見えるとしていて
見えない物を見えないとしている
ないものはないとして
あるものはあるとしている

ないものがないときにはなくて
ないものが急にあるものになるとあるようになって
反省も恥もなく
ただ なかったものをあったものとするだけ

大人はいつも嘘をつくし
子供はいつも嘘を作るし

ただ
見たい物を見えないといったり
見なくていいといったり
一度見てしまった物を見なかったことにする
というのは、
見える物もすべて見えないようにしてしまうだけ

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