【自作詩】ちいさな嫉妬

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いま生きている世界を
そして
じぶんのいまを
塞ぎ止めているものは
ちいさな嫉妬

嫉妬は
ちいさなじぶんが
このまま生きていいよと頭を撫でてもらえない恨み

恨みは
じぶんで作り出している
ちいさなじぶんは
いつも壁に向かって
世界に背を向けている

世界は「恨み」の心情によって編み上がっているから
嫉妬は湧き水のように尽きない
ちいさな嫉妬は
燃えることもなく
消えることもなく
ただ心の排水口に燻り続ける

嫉妬のない世界は
桜が散るのを待って
つぼみを探すような
水平線の時空

ため息をひとつ
つきたい ここで
見えない石像にだけ聞こえる
ため息を、
ひとつ

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