子どもは子ども:子どもは大人

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子ども 大人

お彼岸というのは家族だったり、子供の頃だったり、自然と<過去>を思い出す時期です。

とくに秋の彼岸は残暑の中、秋を感じ始めていって、ちょっぴり切ない気分にもなるので、つい感傷的な感覚にとらわれやすいのかもしれません。

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子どもは子ども?子どもは大人?

自分の根っこを考えるとき、小さな子どもたちと接する機会はさまざまなヒントを与えてくれます。

人は子どものまま、幼稚園から小学校低学年くらいでしょうか、まだ学校や社会での教育が始まったばかりの頃合いがもっとも完全な人間なのでしょうか。

それとも、大人というなんだかよくわからない概念こそ100%の人間であって、子どもは不完全な存在なのでしょうか。

フランスの社会学者、フィリップ・アリエスの「〈子供〉の誕生」では、ヨーロッパ文化で育つ子どもたちは長い間、子どもは「小さな大人」として捉えられていて、だからこそ矯正するために体罰も辞さないといった文化的な特徴を指摘していたと記憶しています。

子どもは子ども、大人は大人。

そんな共通の感覚は日本ではずっと当たり前で、何か子どもは神懸かったもの、異世界に住まうもの、といったイメージがあって、それはいまでもどこかしら続いているのかもしれません。

子どもを子どもとして見えない目

子ども 大人

我が子を虐待死させる事件が相次ぐ中、そうした親たちの異常な精神世界には、果たして子どもは子どもであるだけで一つの存在として見えているのか。

それとも、どこまでも矯正すべき不完全な大人として、というよりも一つのモノであるかのように見えているのか。

そんなことを想像していると、自分が今大人であるということは、子どもだったものが大きくなったのか、それとも、子どもからまったく異質の存在として大人に変わり果ててしまったのか、前にも後ろにも進めないような空間にすっぽりはまってしまったような心地がしています。

汚れた大人になって

子どもが汚れていくと大人になる。

それとも、大人という存在そのものが汚れた要素を含んでいるものなのか。

お彼岸というのは、そんな答えのないような自分のこれまでの道程が目の前にたち現れてくる不思議な空間です。

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